南京市(英語:Nanjing City),寧と略称し、別名「金陵」「建康」「石頭城」と呼ばれ、中国江蘇省は地級市、江蘇省の省都[289]、副省級市、特大都市を管轄し、江蘇省南西部、長江下流に位置し、長江デルタ中心区の都市である。南京市は北アジア熱帯湿潤季節風気候に属し、四季がはっきりしており、雨が十分で、春秋が短く、冬と夏が長く、年の温度差が大きく、「天然地質博物館」と呼ばれており、長江漫灘、富水軟土、崗地、岩溶などの多種の地形ユニットが共存している。総面積は6587.04平方キロ。2024年9月現在、南京市は11区を管轄している。2024年末、南京市の常住人口は957.70万人。南京方言は江淮官語である。
南京市は国務院が許可した中国東部地区の重要な中心都市、国家歴史文化名城、国際的な総合交通中枢都市であり、全国の先進的な製造業基地、東部産業革新センターと地域的な科学技術革新高地、東部現代サービス業センター、地域的な海運物流センターであり、中国人民解放軍東部戦区司令部の駐屯地でもある。南京には「六朝の古都」「十代都会」と呼ばれ、都市の文化放射力は東アジア全域に及ぶ。
南京地区では100~120万年前から古代人類の活動があり、3100年以上前の商代末期に南京に城が建てられた[474]、東呉黄龍元年(229年)に南京に都が建てられたのが始まりで、1949年4月23日、南京が解放された。1953年に江蘇省の省都に、1994年に副省級都市に決定された。
鉄鋼、石化、自動車、電子の4つの柱産業は南京市経済の「基本盤」である。南京は全国経済トップ10、製造業トップ10であり、国家発展改革委員会が位置づけた「全国重要区域金融ビジネスセンター」であり、全国唯一の科学技術体制総合改革試行都市であり、中国初の「中国ソフトウェア名城」である。
2024年、南京市は前年比4.5%増の18500.81億元の地域総生産を実現した。